映画における公式設定:ジェダイ・ライトセーバー

 ライトセーバーはジェダイが権威を誇っていた頃の繊細な武器である。ブラスターは不正確だが強力で、比較的誰にでも扱える兵器だが、ライトセーバーを所持することはその者の卓越した身体的能力とフォースとの調和を示す。
 起動していない状態のセーバーは長さ約30cm程のよく磨かれた金属製の握りであり、全ての回路と部品を内蔵している。起動ボタンを押すことで、内包しているエネルギーが解放され、長さ約1メートルの純粋なエネルギーの軸として現れる。セーバーは独特なその独特な音と共に輝きを放ち、活性化する。 その光るブレードはライトセーバーの刃を除いたあらゆるものを切断することが出来る。

 ライトセーバーを手にしたジェダイを阻止することは不可能である。耐爆隔壁を貫き、敵を切り裂き、また、フォースと併用することによって、放たれた光弾の軌道を予知して偏向したり、発射した者に跳ね返すことが出来る。

 ジェダイ騎士達の虐殺に伴って、ライトセーバーも現存数の少ない遺物となった。セーバーを作るための知識はジェダイマスター達と共に失われた。最後のジェダイとなったルーク・スカイウォーカーは、修行の終着点として、自分のライトセーバーを制作した。

 ライトセーバーを完全に操ることが出来るのはジェダイだけであるが、彼らの仇敵であるシスと呼ばれる者達もまた、ライトセーバーを用いる。 <原文>


映画における公式設定:シス・ライトセーバー


 ライトセーバーはジェダイの武器であるが、邪悪なシスによってもまた用いられる。死亡したダース・モールは双刃のブレードを用いた。彼の卓越した技術にかかると、振り回されるブレードは破壊的なエネルギーを持った光芒となり、彼の間合いに踏み込む者全てを切り裂く。シスのライトセイバーは通常、両端に2つのブレードを備えており、状況に応じて片方だけを起動させて使うこともできる。 <原文>

解説:
 映画における公式設定に関しては、ルーカスフィルムは詳細な部分まで言及していない。
アデガン・クリスタルやら光刃の調整のために複数のクリスタルが必要やら言うのはあくまでExpanded Universe(拡張世界)であり、canon(正史)ではないということで統一されている。ルーカスフィルムからライセンスを受けた様々な書籍にいろいろと書かれてはいるが、厳密には分離して考えなくてはならない。
 また、エピソード2公開の折り、ジョージ・ルーカスは公式コメントとして
ジェダイのライトセーバーの色は青か緑、シスは赤。それ以上の意味はない。
視覚的にわかりやすく正義と悪を表現しただけ。
と述べており、映像クリエイターとして一般的に受け入れやすい戦略を採っていることが伺える。

 また、日本での公式な呼び名は「ライトセーバー」であるため、この場ではそれに準じているが、英語での発音から考えると「ライトセイバー」が近いと思われるし、またカッコいいのでこのサイトでは「ライトセイバー」で通している。