stormpath氏作 Obi-Wan Kenobi Apprentice Lightsaber

中国にお住まいのstormpath氏による、完全自作のObi-Wan Kenobi Apperenticeセイバー。Apprenticeというのは見習い、修行中という意味であり、Jedi Inniciate時代のオビワンが使っていたという意味である。

 映画では登場していないこのセイバーがなんなのかというと、米Scholastic Paperbacks社から出ているジュニア向けペーパーバック小説、The Rising Force (Star Wars Jedi Apprentice)の表紙に登場するセイバーである。つまりいわゆるスピンオフセイバーに属する。

 スピンオフと呼ばれる、SW世界を題材にした派生作品は、小説やコミックなど大量に存在するが、あまりいいデザインのセイバーは生まれてきていない。
 ルークの息子たちはANHやROTJルークそのままのデザインのセイバーを使っていたりするし、エグザ・キューンなどのダークジェダイは、ParkSaber.Inc製のキワモノセイバーのような、アメリカンテイストごってりのどろどろトゲトゲしたデザインのセイバーを使っていたりする。
(その他は実に適当に描かれている)

 しかしこの小説の表紙に登場しているセイバーは、映画版のセイバーのデザインを踏襲しつつ新しいデザインにまとまっており、機能美と存在感を感じさせる。

 それもそのはず、この写真は、ROTJルークスタントなどの写真を切り貼りし、合成してレタッチすることによって作られたものなのだ。ポンメルやエミッター、蛇腹の部分はROTJルークスタントそのままであり、それを切った貼ったすることで作られている。

 とはいえ、レタッチした人間のセンスによって美しく再配置されており、スピンオフセイバーの中では今のところもっとも秀逸なデザインとなっている。
 前置きが長くなってしまったが、stormpath氏の作品を紹介する。

 全てアルミ合金の削り出し、表面には透明硬質アルマイト加工がされており、黒の部分も塗装ではなくアルマイト加工である。
 大変高度な技術で制作された美しいセイバーである。その再現度にはもはや文句のつけようが無く、さらに表紙の写真からは伺えない部分にはstormpath氏のこだわりと妄想がふんだんに盛り込まれ、オリジナルを超えた作品となっていると言っても過言ではない。
 エミッター部分は写真では見えないため、stormpath氏の解釈により、ANHオビのような円上に配列された穴が追加されている。ROTJルークスタントは、スタント用の棒を突っ込む穴が空いているだけなのでさみしいとの判断なのだろう。私もこれで正解だと思う。

 同心円状のヘアライン加工が大変美しい。
 写真では見えない裏側の部分には、TPMオビのような真鍮のバルブ(VisualDictionaryの設定では光刃調節ダイヤル)が設けられている。これは同氏作のTPMオビと同じく、中心部には本職のジュエラーによってカット加工された紫色のクリスタルがはめこまれており、美しい光を放っている。

 また、この部分は、容易に起動用のレッドボタンに差し替えることも可能。

 ちなみにネックの部分も塗装ではなく、銅製。
 とにかく仕上げが丁寧なのがこの作品の特徴。なめらかかつヘアライン加工を残した部分もさることながら、各所に梨地加工がされており、メリハリを生んでいる。蛇腹部分のカバーをしているパイプ状のパーツの断面にまで梨地加工がされているのは驚き。

 元になった小説は、9−12歳向けの簡単な英語で書かれたもので、辞書を片手に簡単に読み進めることが出来る。12歳の少年のオビ=ワンが、事件とともに成長する姿が生き生きと描かれており、ジェダイの生活など映画では描かれていない部分も盛り込まれていたりしてなかなか面白い。おなじみのキャラクターも何人か登場するので、興味のある方はごらんになってはいかがだろうか。



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